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区別されることで育つ

No.415

 

令和4年10月18日(火)曇りのち晴れ

 

 

 

昨日は一日中雨でしたが

 

今日は一転、

 

良いお天気になりそうです。(^^)

 

 

今回は

 

このブログで

 

度々、

 

ご紹介させて頂いている

 

人間学を学ぶ月刊誌

 

『致知』最新号 2022年11月号 

 

[特集]“運鈍根” より (^^)

 

 

 

 

作家の五木寛之さんの連載記事
 
『忘れ得ぬ人 忘れ得ぬ言葉』から 
 

 

 

 

子供は大人と
 
区別されることで
 
育つのです
 
 
という
 
作家の塩野七生さんの言葉を
 
紹介していました。(^^)
 
 
 
ある日
 
ローマの街で対談している時に
 
話題が「こども」の
 
ありかたに及んだ際、
 
塩野さんが溜め息とともに
 
もらした言葉だそうです。
 
 
塩野さんは
 
イタリアから日本に帰国されるとき、
 
自分はビジネスクラスに乗っても
 
息子さんは必ずエコノミーの席を
 
予約するという。
 
 
 
自動車に家族が乗るとき、
 
イタリアでは
 
ドライバーの父親の隣りは
 
母親に決まっているそうだ。
 
日本では前席に子供が乗って
 
後ろに母親が乗る光景がよく見られるが、
 
欧米では反対であるという。
 
 
そもそも
 
運転席の隣りの席は助手席ではない。
 
父親と母親が優先、
 
そして
 
子供たちはそれにしたがうというのが
 
常識のようだ。
 
 
わが国では、
 
しばしば高級フランス料理店や
 
一流の寿司の店などで
 
子供連れの客を見かけることがある。
 
 
明治以来、
 
急速に近代化した私たちの社会では、
 
子供を大人と区別しないことが
 
愛情の表現のように
 
受けとられているようだが、
 
そうではない、
 
と塩野さんは言った。
 
 
家族内での優先順位は、
 
まず夫婦、
 
そして子供はその後、
 
が常識常なのだ、 と。
 
 
 
往々にして日本の場合、
 
それが逆になるが
 
イタリアの子供は
 
大人に相手にされないから、
 
いつか大人になったら、
 
と思いつつ育つから
 
わざと
 
子供はそうやって育てると
 
塩野さんは
笑っておっしゃったそうです。(^^)
 
 
 
古代ローマでも、
 
子供はそんなふうに育てられたのか?
 
”自立”
 
ということの大事さを
 
改めて思ったひとときだったと
五木さんは書かれています。
子を持つ親として
考えさせられました。(^^)
多くの親の希望は
子どもが自立して育つこと。
子どもの為に
時には厳しく接しないといけません。
甘やかすだけなら楽なんですが
そうじゃありません。
殆んど場合、
子どもより先に
親が逝くことが多いですから (ー_ー)
子育ては
“子どもを守り育てる”
のではなく
“健康的に自立させること”
が重要だと感じます。
子どもの自立を
阻んではいけません!(^^)
子どもには
『失敗する経験』
『間違う経験』
が必要です。(ー_ー)
その経験で
子どもは成長し、
自立してゆくものだと思います。
親がその経験を
奪うのではなく
暖かく
見守っていきたいものです。(^^)
いつも長原整骨院のブログを
ご覧いただきまして
ありがとうございます。m(_ _)m

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