No.406
令和4年8月19日(金)晴れ
お盆休みも終わり
昨日ぐらいから
お仕事が再開された方も
多いのではないでしょうか?
長い休み明けで
通常モードに身体が戻るのは
少し時間がかかる方も
いらっしゃると思います。(^^)
今回は本のご紹介です。
ぼくはイエローでホワイトで、
ちょっとブルー
作者は
ブレイディみかこさん
保育士・ライター・コラムニスト
1965年福岡市生まれ
音楽好きが高じて
アルバイトと渡英を繰り返し、
1996年から英国ブライトン在住。
ロンドンの日系企業で数年間勤務した後、
英国で保育士資格を取得
働きながらライター活動をされています。
帯には
大人も、子どもも、反響続々!
詠んだら誰かと話したくなる
一生モノの課題図書
Yahoo!ニュース 本屋大賞2019
ノンフィクション本大賞受賞
裏の帯には
「多様性ってやつは、
喧嘩や衝突が絶えないし、
そりゃないほうが楽よ」
「楽じゃないものが、
どうしていいの?」
英国で「ぼく」が通うイカした
元・底辺中学校は、
毎日が事件の連続。
人種差別丸出しの美少年、
ジャンダーに悩むサッカー小僧。
時には貧富の差でギスギスしたり、
アイデンティティに悩んだり、、、、、。
世界の縮図のような日常を、
思春期真っ只中の息子と
パンクな母ちゃんの著者は、
ともに考え悩み乗り越えていく。
私的で普遍的な「親子の成長物語」。
とあります。(^^)
個人的に
「底辺中学」という表現は
あまり好きではありませんが、、、(ー_ー)
本書タイトルにある
イエローでホワイトで、ちょっとブルー
いったい
どんな話が書かれているのだろう?
と思って読み進めると
偏見、
差別、
格差、
ジェンダー、
アイデンティティ等
大人の凝り固まった常識を、
子どもたちが軽く飛び越えていく様が
ノンフィクションで描かれています。(^^)
日本に住んでいると
なかなか理解するのは難しい
イギリス社会での人種差別、
労働階級の違い、
EU離脱の議論等が
わかりやすく書かれていました。
わずか1年半の
親子の体験が書かれた本ですが、
内容は非常に濃く、
考えさせられる所がたくさんあります。
多様性や人種差別等
決して容易とは言えない
テーマが描かれていますが
全て親目線で語られているので
子供への接し方が
とても参考になりました。(^^)
「多様性は、
うんざりするほど大変だし、
めんどくさいけど、
無知を減らすにはいいこと」
という言葉が
とても印象に残りました。(ー_ー)
又、中学の試験で
「エンパシーとは何か?」
と問われ、
「自分で誰かの靴を履いてみること」
との回答に
思わず唸ってしまいました。(^^)
「多様性を知ろうとしない
無知な状態が
差別や偏見を生む。」
「差別がなくても、
人の気持ちを
推し量る努力するって大事だよね。
差別はなくならないけど。」
親の覚悟と
子どもへの信頼が
ヒシヒシと伝わる本で
続編も
すぐに読みたくなりました。(^^)
アイルランド人の父と
日本人の母を持つ中学生が、
イギリス地方都市の中学校に
通うことによって成長する親子の物語。
お奨めの一冊です。(^^)
多様性を知ろうとしない
無知な状態が
差別や偏見を生む。
いつも長原整骨院のブログを
ご覧いただきまして
ありがとうございます。m(_ _)m