No.392
令和4年5月26日(木)曇りのち雨
昨日、一昨日と
良い天気で日中はかなり
気温も高くなっていましたが
今日は一転、
崩れる予報です。(ー_ー)
突然ですが
薫習(くんじゅう)
という言葉をご存知でしょうか?
私は知りませんでした。(ー_ー)
この本を読んで初めて知りました。(^^)
“縁は苦となる 苦は縁となる”
著者は
塩沼 亮潤(しおぬま りょうじゅん)さん
昭和43年生まれ
昭和61年 東北高校卒業
昭和62年 吉野山金峯山寺で出家得度
平成3年 大峯百日回峰行満行
平成11年 大峯千日回峰行満行
(吉野・金峯山寺1300年の歴史で2人目)
平成12年 四無行満行
平成18年 八千枚大護摩供満行
現在、
仙台市秋保・慈眼寺住職
大峯千日回峰行大行満大阿闍梨
本書は
最難関の荒行と呼ばれる
大峯千日回峰行満行の大阿闍梨
塩沼亮潤さんの魂の言葉が
詰まったエッセイです。(^^)
以下、
はじめに より
世のなかはたくさんの縁によって
結ばれています。
ときには、
縁が原因で苦しみを味わうことも
あるかもしれません。
家族や友人、仕事仲間など、
人間関係はとかく悩ましいものです。
しかし、
つらい状況の中で助け合った人、
苦悩の時間を共有した人とは、
その後も深い絆で結ばれます。
心の持ち方や考え方次第で、
縁が苦となり、
苦が縁になるのだとしたら、
私たちは
どんな出会いも悩みも
意味があると受け止めなければいけません。
本書タイトルにある
「縁」と「苦」
だけではなく
「感情は区切りのよいところで捨てる」
「相手をいったん受け入れる」
「嫌いな相手との距離感」
「嘘」等々、
について
塩沼亮潤大阿闍梨の
珠玉の言葉がたくさん書かれています。(^^)
そのなかで
『薫習』(くんじゅう)
という言葉が強く印象に残りました。
以下、Wikipediaより
薫習(くんじゅう)
(梵: vāsanā、abhyāsa、bhāvanā、 वासना)
身口に現れる善悪の行法
もしくは
意に現れる善悪の思想が、
起こるに随ってその気分を
真如あるいは阿頼耶識に留めること。
俗にいう「移り香」、
香りが衣に染み付いて
残存するようなことを言う。
薫習が身口意に現れたのを
「現行法」(げんぎょうほう)といい、
真如あるいは阿頼耶識に
気分が留まったものを
「種子(しゅうじ)」
あるいは
「習気」(じっけ)という。
このように現行法が
真如あるいは阿頼耶識に
その種子もしくは習気を留める作用を
薫習という。
わかったような
わからないような 😅
簡単に説明すると
仏教用語で
香が物にその香りを移して、
いつまでも残るように
自らの行為が
心に習慣となって残ること
を言います。(^^)
本書の中で塩沼さんは
「あたりまえのことをあたりまえに」
最も難しく、大切な学びだと
書かれています。(^^)
生まれ持った才能を
開花させる方法は
ただ一つで、
それは、
毎日ずっと、
やり続けること
だとおっしゃいます。
『凡事徹底』
と言い換えることが
出来ると思います。(^^)
本書の内容は
詳しく書きませんが
もくじを見ると
第1章
燃え尽きて灰になる線香ではなく、
長く香る香木になる
第2章
後ろ姿から学び、答えは自分で出す
第3章
自分がどれほど満たされているかに気づく
第4章
よいことにも悪いことにも執着しない
第5章
学びは毎日の生活のなかにある
学び多い教えがたくさんあります。(^^)
時間をかけて
衣服に香りが移るように、
考え方や習慣が
だんだん浸透するように
薫習を意識します。(ー_ー)
まだまだ書きたいことがありますが
今回はこのぐらいで (^^)
いつも長原整骨院のブログを
ご覧いただきまして
ありがとうございます。m(_ _)m