カトリックのシスターとして永年、
多くの人たちの悩みに
寄り添い続けてきた
鈴木秀子さんと
田坂塾を主宰し、
経営者のみならず幅広い人たちに
仕事や人生の意味を伝えている
田坂広志さん。
お二人の
人間の心を探求して
行き着いた人生観には
驚くほど共通点が多いといいます。(^^)
そのお二人の対談の中で
鈴木さんが若い頃に、
アメリカに行った時
病院の入り口に掲げられいた
“詩”を紹介されていました。(^^)
『ある無名兵士の詩』
大きなことを成し遂げるために、
強さを与えてほしいと神に求めたのに、
謙遜を学ぶように、
弱さを授かった
偉大なことができるようにと、
健康を求めたのに、
よりよきことをするようにと、
病気を賜った
幸せになろうとして、
富を求めたのに、
賢明であるようにと、
貧困を授かった
世の人々の称賛を得ようとして、
力と成功を求めたのに、
得意にならないようにと、
失敗を授かった
人生を楽しむために、
あらゆるものを求めたのに、
あらゆるものをいつくしむために、
人生を授かった
求めたものは、
一つとして与えられなかったが、
願いはすべて聞き届けられた。
私はもっとも豊かに祝福されたのだ
すべての出来事は、
自分が人間として成長するための
神様の祝福だったという詩です。
鈴木さんはこの詩に出合って
「本当の祝福とはそういうことなのだ。
喜ばしい出来事だけが祝福ではない。」
と
すごく感動したとおっしゃいます。(^^)
田坂さんも
その詩の内容に深く共感されて
人生において
様々な逆境や挫折を与えて頂き、
それらが自分の成長の糧となり、
ときに、
人生を拓く機縁になったことを感じた
とおっしゃってます。
そして
「幸運は、不運の姿をしてやってくる」
「人生で起こること、
すべて、深い意味がある」
というのが
学んだ叡智の一つだと書かれています。
この詩は
ニューヨーク州立大学病院
物理療法リハビリテーション研究所の
受付の壁にある、
南部連合
(アメリカ南北戦争における南軍)の
無名兵士の詩で
病院の病室に残されていたのだそうです。
原文もご紹介します。m(_ _)m
A CREED FOR THOSE WHO HAVE SUFFERED
「悩める人々への銘」
I asked God for strength, that I might achieve
I was made weak, that I might learn humbly to obey...
I asked for health, that I might do greater things
I was given infirmity, that I might do better things...
I asked for riches, that I might be happy
I was given poverty, that I might be wise...
I asked for power, that I might have the praise of men
I was given weakness, that I might feel the need of God...
I asked for all things, that I might enjoy life
I was given life, that I might enjoy all things...
I got nothing that I asked for―but everything I had hoped for
Almost despite myself, my unspoken prayers were answered.
I am among all men, most richly blessed!
AUTHOR UNKNOWN(作者不詳)
以前にも
『ある無名兵士の詩』を
何処かの本で見た記憶がありますが
その時は正直、
よく理解出来ませんでしたが
今回、同じ詩を読んで
心への響き方が
以前と全く違いました。
「起こったこと全て実りだった」
と悟る程ではありませんが
少しは理解出来たかな?
という感じです。(^^)
この詩に対する
田坂さんの言葉で
ある別の“詩”が
頭に浮かびました。
少し長くなりましたので
続きは次回に!(^^)
いつも長原整骨院のブログを
ご覧いただきまして
ありがとうございます。m(_ _)m