No.343
令和3年10月27日(水)晴れ
2週間ぶりの投稿です。(^^)
10月も後半になり
少し寒くなってきました。
緊急事態宣言も解除され
大阪でも
時短制限が緩和されてきて
少しずつですが
経済活動再開の動きが出てきました。
なんとかこのまま
良い方向に行くのを望みます。
久しぶりの今回も
本のご紹介です。(^^)
ザ・ラストマン
日立グループのV字回復を導いた
「やり抜く力」
著者は
川村 隆(かわむら たかし)さん
日立製作所 名誉会長
1939年
北海道生まれ
1962年
東京大学工学部電気工学科卒業
日立製作所に入社
電力事業部火力技術本部長、
日立工場長を経て
1999年
副社長に就任
その後
2003年
日立ソフトウェアエンジニアリング会長
2007年
日立マクセル会長等を歴任し、
日立製作所が
7873億円の最終赤字を出した直後の
2009年に執行役会長兼社長に就任
2010年度に執行役会長として
最終利益の過去最高を達成し、
2011年より取締役会長
2014年には取締役会長を退任し、
2016年まで相談役
本書タイトルの
ラストマン
とは
最終意思決定者のことで
最後に責任を取ろうとする
意識のある人のことです。
「自分の後ろには、もう誰もいない」
と考えて
決断、実行、撤退、
ひとつひとつの行動にきちんと、
しかし楽観的に
責任を持ってやり抜けば、
より楽しく、
成果を出せる。
と
著者の川村さんは
おっしゃいます。(^^)
序章より
「ラストマンになれ」
私がこの言葉を聞いたのは、
三〇代のころです。
当時の私は日立工場に勤めていて、
たしか設計課長に
昇進したときのことだったと思います。
日立工場長だった綿森力さんが、
工場の執務室の窓の前でこう言いました。
「この工場が沈むときが来たら、
君たちは先に船を降りろ。
それを見届けてから、
オレはこの窓を蹴破って飛び降りる。
それがラストマンだ」
――そのときから、
私の胸に
「ザ・ラストマン」という言葉が
深く刻まれています。
日本でもアメリカでも、
一流大学を卒業して大企業に入る人は
少し減っているのかも知れません。
少し前に比べると
優秀な人ほど起業したり
無理に就職せずに
自由を謳歌している人が
増えてるイメージです。(ー_ー)
リーマンショック後、
大企業は「悪」だというイメージが
強くなったからかもしれません。
しかし、
川村さんはそれでも
大企業は社会に貢献できる存在であり、
大企業でしかできないことも多々ある
とおっしゃいます。
ネタバレしない程度に
気になるところを少しだけ (^^)
一人ひとりが、
会社から給料をもらうだけではなく、
「自分がみんなの給料を稼ぐ」
という意識を持てるようになれば、
会社は再生できるはず。
結論を出せない原因は何でしょう。
それは、
’大人数’で’話し合い’を
しているからです。
結局、自分がやるしかないな・・
そんな感覚で、しかし楽観的に、
淡々と実行を続けることこそが重要です。
ラストマンは「情」を理解しつつ、
「理」をとることができる人間・・
「小事には情、大事には理」
人は困難な経験をした時ほど成長しますが、
「これぐらいでいいだろう」と思った途端に
成長が止まり、後退していきます
本書を読んで
私も意識して
自分に問いかけました。(ー_ー)
目の前の課題に、
1%の言い訳もせず、
逃げずに、相対しているか?
そんな覚悟を気づかせてくれる本です。
7873億円の赤字から
会社を再生した
元日立グループ会長の
苦境の日本経済で戦い続ける
ビジネスパーソンに贈るメッセージが
書かれています。(^^)
「ラストマン」
になる覚悟をもって仕事に挑む!
いつも長原整骨院のブログを
ご覧いただきまして
ありがとうございます。m(_ _)m