No.322
令和3年7月14日(水)晴れのち曇り一時雨
先週は雨の日が続きましたが
梅雨明けも
もうすぐです。(^^)
今日も暑くなりそうですが
天気の急変に
注意が必要です。
今回も本のご紹介です。(^^)
いっぺんさん
著者は
朱川 湊人(しゅかわ みなと)さん
1963年大阪府生まれ
慶應義塾大学文学部卒
出版社勤務を経て、
2002年
『フクロウ男』で
第41回オール讀物推理小説新人賞を受賞
2003年
『白い部屋で月の歌を』で
第10回日本ホラー小説大賞短編賞を受賞
2005年
『花まんま』で第133回直木賞を受賞
本作は
じんわりと沁みる恐怖と感動の作品
9篇を収録した
ノスタルジック・ホラー短編集です。(^^)
表題作『いっぺんさん』は
いっぺんしか願いを叶えない神様を
探す少年とその友人の奇跡を描く作品で
その他の作品も
子供目線で書かれているものが多く
子供の頃の微妙な心理や行動が
上手く描かれています。(^^)
9篇それぞれが
異なる手法で描かれていて
グリム童話のような怖さのあるものや
昔、どこかで聞いたことあるような
地方の風習や心霊話のようなものが
あります。
読後に
心がジワーっと感動するものや
背すじが少し
冷たく感じるものがあります。(ー_ー)
また、
怖さよりも
哀しさや切なさが強い作品もあります。
短編集ですので
とても読みやすく
どんどん惹き込まれていきます。(^^)
ノスタルジック・ホラーと
ご紹介しましたが
直接的な霊の描写などではなく、
不思議な出来事や
人間の闇の部分のようなものが
描かれていますので
ホラーが苦手な方も問題なく読めますので
おススメです。(^^)
子供の頃の純粋な思いや
どこか懐かしさを感じ
幼い頃に聞いたことあるような
怪談や心霊の話の恐怖心が
よみがえります。(^^)
以前に
朱川さんの別の作品を
ご紹介したことがありますので
又、お時間のある時にでも
ご覧いただけたら幸いです。m(_ _)m
この作品は怖いお話ではありませんので
ご安心下さい。(^^)
No.177 『蒼い岸辺にて』
朱川さんの作品はどれも
映画化やドラマ化すれば
ヒットしそうなものばかりで
別の作品も読みたくなります!(^o^)
いつも長原整骨院のブログを
ご覧いただきまして
ありがとうございます。m(_ _)m