No.317
令和3年6月28日(月)晴れのち曇り
緊急事態宣言が解除されて
まん延防止処置に移行しましたが
また、
コロナ感染者が増加してきました。
ちょっと、
イヤ、
かなり心配ですね。(T_T)
気持ちを切り替えて
ブログいきます!(^^)
今月7日、
アメリカFDA(食品医薬品局)は
アルツハイマー型認知症の治療薬
「アデュカヌマブ」
を承認しました。
病気の進行に
直接介入する根本治療薬としては
初めての承認となり、
世界的なニュースとなっています。(^^)
この薬を開発したのは、
アメリカの製薬会社「バイオジェン」と
日本の製薬大手「エーザイ」です。
これまでの、
症状を一時的に緩和する治療とは違い、
根本的な原因とされる物質に
直接作用する“世界初の治療薬”です。
アルツハイマー型認知症は、
通常、
脳から排出されるたんぱく質
“アミロイドβ(ベータ)”が蓄積し、
神経細胞を壊すものだと考えられています。
今回の新薬「アデュカヌマブ」は
この“アミロイドβ(ベータ)”を取り除き、
神経細胞を守ることで
アルツハイマー型認知症の
進行を防ぐ効果があると
期待されています。(^^)
厚生労働省によると、
2020年の国内の認知症患者は
約600万人。
そのうち、
約7割が「アルツハイマー型認知症」です。
今から4年後の2025年には
700万人を超え、
65歳以上のおよそ5人に1人が
認知症になるとの推計も出ています。
アルツハイマー型認知症の治療薬
「アデュカヌマブ」は
日本では
去年12月に承認申請が出されており、
現在、審査中です。
いくら良い薬が出来たとしても
当たり前ですが
治療しないと効果は望めません。
治療するにも
遅くするより
早くにした方が良いに決まっています。
それには
患者さんが早く
認知症と診断される必要があります。
それには
患者さん本人
ご家族
周りの人
等々が
”認知症”のことについて
知る必要があります。(ー_ー)
そこで今回は
”認知症”
について
おススメの1冊を
ご紹介します。(^^)
”ボケ日和”
わが家に認知症がやって来た!
どうする?どうなる?
著者は
長谷川 嘉哉(はせがわ よしや)さん
1966年、名古屋市生まれ
名古屋市立大学医学部卒業
認知症専門医
日本神経学会専門医
日本内科学会総合内科専門医
日本老年病学会専門医
祖父が認知症になった経験から
医師の道を志し
病気だけでなく
生活、家族も診る
ライフドクターとして活動
在宅医療では開業以来、
50,000件以上の訪問診療、
500人以上の在宅看取りを
実践されています。
著者の長谷川さんは
事前に知っていれば、
だいたいのことは
何とかなるもんです。
とおっしゃいます。(^^)
認知症の症状のひとつに
”モノ盗られ妄想”
というのがあります。
「財布を盗られた」
「お金を盗まれた」
等々と
思い込む妄想のことです。
この
”モノ盗られ妄想”
非常に厄介な特徴を持っています。(^^)
それは
患者さんのお世話を一番している方、
つまり
患者さんが最も頼りにしている方に
対して出てくることが多いという
非常にハタ迷惑な特徴です。(T_T)
その特徴を理解していないと
「なんで一番お世話している私が
疑われたり、憎まれたりするのか?」
と悩み心を傷つけることになります。
認知症がどう進行するかを知っていると
余裕をもって対処できます。
介護者の心と生活に余裕がなければ
認知症になった方の
お世話など出来るわけありません。
認知症介護にしんどさはつきものですが
最初に知っていれば
しなくて済む苦労がたくさんあります。
知識を事前に得ることで
大切な家族を
介護疲れの果てに
憎まずに済みます。
本書は
認知症の進行段階を
『春』 『夏』 『秋』 『冬』
の4つの章に区切って
「どんな症状が現れるのか?」
が書かれています。(^^)
ちょっと変な『春』
(認知症予備軍)
かなり不安な『夏』
(初期・軽度)
困惑の『秋』
(中期・中等度)
決断の『冬』
(末期・重度)
その時何が起こるのか?
どうすれば良いのか?
芸人「カラテカ」の矢部太郎さんの
イラストともに
多数の患者さんのエピソードを交えた
心温まるエッセイです。(^^)
認知症のことを知りたい方
ご家族が認知症の方
将来、
認知症がどうのように進行するのか?
と不安を抱えている全ての人に
読んで欲しい一冊です! (^^)
事前に知っていれば、
だいたいのことは
何とかなるもんです。
いつも長原整骨院のブログを
ご覧いただきまして
ありがとうございます。m(_ _)m