No.314
令和3年6月16 日(水)雨のち曇り
梅雨で蒸し暑い日が
続いておりますが
いかがお過ごしでしょうか?
今回は
久しぶりに本のご紹介です。(^^)
『珈琲屋の人々』
作者は
池永 陽(いけなが よう)さん
1950年愛知県豊橋市生まれ
岐阜県立岐南工業高等学校卒業
グラフィックデザイナー、
コピーライターを経て、
98年『走るジイサン』で
第11回小説すばる新人賞を受賞しデビュー
2006年『雲を斬る』で
第12回中山義秀賞を受賞
帯には
じんわりと温かい
感動小説集
一杯の熱いコーヒーが、あなたの力になる。
この『珈琲屋』で、心の傷を癒しませんか。
とあります。(^^)
以前に、
NHKでドラマ化されたようで
知っている方も
多いのではないでしょうか?
因みに私は
ドラマもこの本も
全く知りませんでした。(ー_ー;)
尊敬する人に勧められて購読しました。
池永さんの作品を読むのも初めてです。(^^)
どういったお話かと言うと
東京のとある下町にある小さな商店街。
そこにある喫茶店『珈琲屋』のマスターは
以前に、
ある理由から人を殺めてしまいました。
そのマスターと
人を殺めた
”手”
を見たくて
心に傷を負った人たちが、
『珈琲屋』で語る
様々な人間ドラマが描かれています。
物語は
「初恋」で始まり
「再恋」で終わる
計七編が収録されています。
ネタバレするので
内容は詳しく書きませんが、、、(^^)
平凡な日々を
過ごしているような人にも悩みはあり、
誰にも話せない、
しかし
誰かに聞いてほしい。
つらい過去や
心に傷を持った人の内面が
丁寧に描かれており
人の気持ちの美しさも怖さも
また、醜さも描かれています。(ー_ー)
基本的に登場人物は善人が多く
心温まる、
切ないお話が続きます。
人との関わり方を考えさせられる一冊です。
現在まで四冊出版されてますが、
短編集ですので
とても読みやすい本です。
本書を読み終えると、
”熱いコーヒー”
が飲みたくなります。(^^)
そう言えば
長い間、喫茶店に行ってないなあー!
最近、
喫茶店もかなり減っているようですが
一度、開拓してみようかな?(^^)
いつも長原整骨院のブログを
ご覧いただきまして
ありがとうございます。m(_ _)m