No.174
令和元年10月30日(水) 曇りのち晴れ
前回、前々回と
白隠禅師を
取り上げさせて頂きました。m(__)m
今回は仏教用語です。(^^)
このブログで度々取り上げさせて頂いている
「みやざき中央新聞」から
令和元年10月21日発行の第2809号より
『仏教から普段の日本語を振り返る』
として
浄土真宗本願寺派僧侶で
通訳、翻訳家の顔を持つ
大來 尚順(おおぎ しょうじゅん)さんの
記事より
「どっこいしょ」は自分を顧みる合図です。
と題して
「どっこいしょ」
という言葉について書かれていました。(^^)
何か勢いを付ける時や
これから
何かする時に発する言葉ですが
実は仏教由来の言葉だそうです。(^^)
「六根清浄」(ろっこんしょうじょう)が
転じて
「どっこいしょ」
になったようです。
「六根」とは
人間の六つの感覚器官のことで
”目”
”耳”
”鼻”
”舌”
そして
”体”と”心”
だそうで
「六根清浄」
とは
「六つの感覚をきれいにする」
ということです。
自分の目で見たものや
耳で聞いたもの等々は
それぞれ経験になり
別の見方をすると
「自分の物差し」
をつくることになると
おっしゃいます。
そうすると
「自分は正しい」
という"思い上がり"や"煩悩"が出てくると
指摘されています。( ̄ー ̄)
その"思い上がり"や"煩悩"を消し、
自分の「六根」をきれいして
物事をあるがままに受け止める。
それが
「六根清浄」
だそうです。
白装束で杖を持って
霊山を登っている映像を見たことがある方も
多いのではないでしょうか?
その人たちは
「六根清浄、六根清浄」
と唱えて登っているそうです。
「六根清浄」
が転じて
「どっこいしょ」
(^^)
「六根清浄」が「どっこいしょ」
の語源というのを初めて知りました。
( ̄ー ̄)
そして最後に
「どっこいしょ」は
自分を振り返る為に使うと良いと
書かれています。
「どっこいしょ」
と言った時に少し立ち止まって
「そう言えば、この前あの人に
ひどいこと言ったな」等々
今の自分を顧みる時間にすると良いと
おっしゃっいます。
今度、
「どっこいしょ」
と言う時は
自分を振り返れられるかな? (^^)
いつも長原整骨院のブログを
ご覧いただきまして
ありがとうございます。m(__)m