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軟酥の法

 

No. 172

 

 

 

令和元年10月25日(金)  雨のち曇り

 

 

 

 

 

 

 

 

 

朝晩がかなり涼しくなり

 

 

 

過ごしやすい季節になりました。(^^)

 

 

 

日によっては寒いと感じる日もあります。

 

 

 

 

 

北海道ではこの時期には

 

 

 

朝にストーブが必要になると先日伺いました。

 

 

 

同じ日本でもかなり違いますね ( ^^)

 

 

 

 

 

季節の変わり目に

 

 

 

体調を崩す方も多いのではないでしょうか?

 

 

 

 

 

体調管理には食事と睡眠が重要ですが

 

 

 

睡眠がうまく取れず

 

 

 

悩んでいる方も多いと思います。

 

 

 

 

 

そういう訳で

 

 

 

今日は一冊の本をご紹介 (^^)

 

 

 

 

夜船閑話 (やせんかんな)
 
白隠禅師
 
 
芹澤勝弘さん訳注の
 
白隠禅師法話全集  第四冊です。
 
 
 
白隠禅師 (1688~1769)
 
臨済宗・中興の祖と呼ばれる人です。
 
 
 
座禅探求のあまり、神経疲労し、
 
両脇から常に汗を生じ、
 
両目に涙するようになったそうです。
 
 
今でいう自律神経失調症のような症状ですね。
 
 
名医を求めて治療を試みるも
 
なかなか効果が現れず
 
26歳の時に
 
白幽という仙人を訪ねて治療の法を学び
 
実践し病を乗り越える体験を
 
 
宝暦7年(1756年)
 
73歳の時に
 
 
「夜船閑話」 を記し、
 
 
ベストセラーになりました。 (^^)
 
 
・内観の法
 
・軟酥の法
 
 
が書かれています。
 
 
瞑想などの健康法です。(^^)
 
 
 
 
職業柄、
 
睡眠の悩みを訴える方も多く
 
”瞑想法”として
 
軟酥の法を伝えることがあります。
 
 
 
そもそも
 
軟酥(なんそ)って何?
 
と思われる方もいっらしゃると思いますが
 
乳製品の
 
チーズやバターのようなものを
 
想像して頂けたら良いです。
 
 
 
① 座禅の姿勢で鴨の卵ぐらいの軟酥を
 
  頭の載せてるイメージします。
 
  鴨の卵はイメージしにくいので
 
  鶏の卵大のバターを頭の上に載せてるイメージです。
 
 
② それがじわじわと溶け出して
 
  頭から身体全体に全て行き渡るようにイメージします。
 
 
③ その際、身体の悪いところ
 
  例えば肺、胃、腰などに溶けて出して
 
  悪いところを包みこむようにイメージします。
 
 
④ 身体全体が溶け出したものに浸っている感じを味わいます。
 
 
⓹ ゆっくりと身体の外に排出、
 
 悪いところが洗い流されてキレイになっていくイメージをします。
 
 
この方法は比較的、瞑想しやすく
 
繰り返し行うことによって
 
心身ともに健康になっていきます。
 
 
不眠で悩んでる方や体調が優れない方
 
一度お試し下さい。
 
 
自律神経のバランスを整えるのに
 
簡単ですが効果があります! (^^)
 
 
 
ちなみに
 
 
「夜船閑話  巻之下」
 
 
同じタイトルでありながら全く別の内容で
 
駿河の小島藩主に与え仁政を説くお話です。 (^^)
 
 
 
”軟酥の法”
 
是非とも、お試し下さい。(^^)
 
 
 
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