夜船閑話 (やせんかんな)
白隠禅師
芹澤勝弘さん訳注の
白隠禅師法話全集 第四冊です。
白隠禅師 (1688~1769)
臨済宗・中興の祖と呼ばれる人です。
座禅探求のあまり、神経疲労し、
両脇から常に汗を生じ、
両目に涙するようになったそうです。
今でいう自律神経失調症のような症状ですね。
名医を求めて治療を試みるも
なかなか効果が現れず
26歳の時に
白幽という仙人を訪ねて治療の法を学び
実践し病を乗り越える体験を
宝暦7年(1756年)
73歳の時に
「夜船閑話」
を記し、
ベストセラーになりました。 (^^)
・内観の法
・軟酥の法
が書かれています。
瞑想などの健康法です。(^^)
職業柄、
睡眠の悩みを訴える方も多く
”瞑想法”として
軟酥の法を伝えることがあります。
そもそも
軟酥(なんそ)って何?
と思われる方もいっらしゃると思いますが
乳製品の
チーズやバターのようなものを
想像して頂けたら良いです。
① 座禅の姿勢で鴨の卵ぐらいの軟酥を
頭の載せてるイメージします。
鴨の卵はイメージしにくいので
鶏の卵大のバターを頭の上に載せてるイメージです。
② それがじわじわと溶け出して
頭から身体全体に全て行き渡るようにイメージします。
③ その際、身体の悪いところ
例えば肺、胃、腰などに溶けて出して
悪いところを包みこむようにイメージします。
④ 身体全体が溶け出したものに浸っている感じを味わいます。
⓹ ゆっくりと身体の外に排出、
悪いところが洗い流されてキレイになっていくイメージをします。
この方法は比較的、瞑想しやすく
繰り返し行うことによって
心身ともに健康になっていきます。
不眠で悩んでる方や体調が優れない方
一度お試し下さい。
自律神経のバランスを整えるのに
簡単ですが効果があります! (^^)
ちなみに
「夜船閑話 巻之下」
同じタイトルでありながら全く別の内容で
駿河の小島藩主に与え仁政を説くお話です。 (^^)
いつも長原整骨院のブログを
ご覧いただきまして
ありがとうございます。m(__)m