No.156
令和元年9月11日(水) 曇り
”志”と”目標”
似ているようで
少し違いますね。(^^)
辞書で調べてみると
”志”
「心の向かうところ」
「心の目指すところ」
”目標”
「目じるし」
「目的を達成する為に定めためあて」
といった様な解説に
なっているのではないでしょうか?
というわけで、
前回の続きです。(^^)
志を教える
松下幸之助の人づくり
著者の
上甲晃さんと言えば
"デイリーメッセージ"
が有名ですね!(^o^)
日々の所感を
「松下政経塾」塾生に綴った
”デイリーメッセージ”
毎日、
一日も欠かさず配信し、
退職後は一般向けに配信され続け
昨年11月に
遂に1万号に到着しました。(°Д°)
勿論、現在も配信継続中です。(^^)
”デイリーメッセージ”のことも
気になりますが
「志を教える」の内容を少しだけ (^^)
野心、野望と志はどう違うのかを
触れている個所があります。
野心、野望と志はどこが違うのか。
私は、野心、野望とは
おのれの利益を大きくする心だと考えています。
金儲けをしたい、
有名になりたい、
地位、立場が欲しい
これらはすべて
自分の利益を大きくしようとする気持ち、
つまり、野心、野望なのです。
それに対して志とは、
みんなの利益を大きくしたいという気持ちです。
私がこの本を読んで
印象残ったのは
松下幸之助さんの次のエピソードです。
大正の終わり、
事業で成功した松下幸之助さんは、
すべてが満たされてみると
どうも仕事に力が入らない。
”小成功病”という
スランプに陥ったそうです。
今まで一所懸命働いてきたけども、
なんとなく自分の思うことが
全部実現していくと
力が入らんのですわ
そうしたとき、松下幸之助さんは知り合いから、
天理教の本部へ行くことを勧められました。
そして実際に天理教の本部に行ってみると、
そこでは無給でありながら、
多くの人が生き生きと仕事をしているのです。
働いているという点では
天理教の信者さんも
うちの社員も同じなのに
こんなに熱心に働くのは
よほど給料が高いだろうと思い
近くにいた信者さんに尋ねます。
「一線ももらっていません!」
松下幸之助さんは驚きました。
「私はお金を払って
従業員に仕事をしてもらっているのに、
仕事は苦労することばかりである。
それに対して、こちらは無給なのに、
生き生きと仕事をしている。
この違いはどこにあるのだろうか?」
そして、松下幸之助さんに、
ある考えがひらめいたのです。
そして、
松下幸之助さんは、幹部社員を集めて
自分が考えた使命を発表し、
その日を松下電器の新たな創業記念日とします。
「松下電器はこれから
二百五十年かけて
世界から貧乏を追放する」
それから1000人程度の中小企業であった
松下電器の業績は驚くほど上昇し、
今の松下(パナソニック)グループにまで
成長していくのです。
”志”とは何か?を
考えさせる1冊です。(^^)
学問の師・S先生は
”志”を考えるにあたり
誰の為に
どの様に
役に立つのかを
具体的に考えるのが良い。
とおっしゃいます。
大きく
「世界平和」とか
「難民救済」といった
漠然としたものではなく
もっと具体的に
細かく考えないといけない。
私の場合でしたら
来院されている患者さんや
介護サービスを利用されている
利用者さんや家族の方。
もっと具体的に○○さんの為に
出来ること
役に立つことを
考えることが良いそうです。(^^)
”志を立てて以て万事の源と為す”
いつも長原整骨院のブログを
ご覧いただきまして
ありがとうございます。m(__)m