No. 149
令和元年8月28日(水) 雨
今回は論語です。
名古屋のSさんから論語を学んでいますが
ひとつの章句に対して
30以上の論語の解説本から
それぞれの解釈文を並行して
解説していただいています。(^^)
”為政第二編”より
子曰、為政以徳、譬如北辰居其所、而衆星共之。
子曰わく、
政を為すに徳を以てすれば、
譬えば北辰其の所に居りて、
衆星之に共うが如し。
先師が言われた。
「仁の心から発する如(おもいやり)の政治を行えば、
たとえば北極星が真北に在って動かずに、
多くの星がそれに向かってくるように、
その徳を慕って集まってくるものだ」
私が理解しやすかったのが
小林一郎先生の
「経書大講」の解説文でした。
人の上に立つ者は
己の徳を修めるということが第一である。
空の星を見ると、
その中に北斗星というのがある。
この星をめぐって他の星が動くのであるが、
北斗星そのものは動かぬ。
それと同じように、
上に立つ者は
小さい策略などを用いるに及ばなぬのである。
自分が徳を具えていさえすれば、
自ら事業も捗って行けば、
又自ら多勢の良い人物も集まって来る。
小さい器を自認しているだけに
北極星を目指し精進します。(>_<)
いつも貴重な学びを与えてくださる
論語の師・名古屋のSさんに
心より感謝申し上げます。 m(__)m
現在の大阪の空を見上げても
北極星と周りの星たちは
あまりよく見えません。
孔子の時代では
壮大な星空だったと想像できます。
日本でも古代から
北極星や北斗七星を信仰する
”北辰信仰”があります。
大阪では
ひらかたパークで有名な
枚方(ひらかた)市や
交野(かたの)市がそうです。
日本に於ける」七夕伝説発祥の地で
平安時代初期、
桓武天皇が国家安泰を祈願し
度々狩猟を楽しんだと伝わっています。
地名に
”星ヶ丘”、”星田”、”南星台” 等々、
川の名前も
”天の川(天野川)” (^^)
神社も
織姫を連想する
”織物(機物)神社” (⌒‐⌒)
日本全国にある
”七夕祭り”や
地名に”星”が多い地域は
”北辰信仰”の影響が考えられます。
お祭りで”のぼり”などに
”北辰”や
”太乙”の文字があれば
まず間違いありません。
地元のお祭りを調べてみたら
おもしろいかも ( ̄ー ̄)
いつも長原整骨院のブログを
ご覧いただきまして
ありがとうございます。m(__)m