No. 127
令和元年6月18日(火) 曇り
前回
伊達政宗の
”五常訓”
について書きました。
仁に過ぎれば 弱くなる
(人を大切にし過ぎれば、相手のためにならない。)
義に過ぎれば 固くなる
(正義わ振りかざすと、融通がきかなくなる。)
礼に過ぎれば へつらいとなる
(礼儀正しさも過ぎれば、相手に対する嫌味になる。)
智に過ぎれば 嘘をつく
(頭が良すぎると 平気で嘘をつくようになる。)
信に過ぎれば 損をする
(他人を信じ過ぎると 損をする。)
今回はその続きです。(^^)
五常訓はこう続きます。
気ながく心穏やかにして、
よろず倹約を用い金を備うべし
倹約の仕方は不自由を忍ぶにあり
この世に客に来たと来たと思えば
何の苦もなし。
朝夕の食事は、
うまからずとも誉めて食うべし。
元来、
客の身なれば好き嫌いは申されまい。
今日行くをおくり、
子孫兄弟に良くあいさつして、
娑婆の御暇申すがよし。
意訳すると
気を楽に、心を穏やかにして、
多少の不自由があっても倹約を心掛けるように。
この世に客としてきていると思えば不足に思うことはない。
朝食や夕食が美味しくなくても「美味しい」と言って食べること。
元々、
お客であれば好き嫌いを言う立場にはないのだから。
そうやって生きて、
あの世へ帰るときには家族や子供にちゃんと挨拶をして旅立てばいい。
となるそうです。
伊達政宗の
私の勝手なイメージは
”野心家で豪快で派手好き”
という感じです。(^^)
美的感覚も独特で
カラフルな水玉の陣羽織が
伝えられたりしています。
天下をほぼ手中に収めていた
豊臣秀吉にに出陣を要請された際
最初は出陣要請を無視していた政宗ですが、
秀吉が最後通告を突きつけると、
死を覚悟して来ているという証を示すために
切腹の際に着用する白装束を着て秀吉に面会したり、
政宗の詰問に来た
前田利家に対しては
「降伏に来たのではない、
千利休に茶を習いに来たのだ」
と言ったと伝えられています。
こうした痛快な言動・行動のイメージとは違い
とても優しい心を持った一面を
知ったようなう気がします。(^^)
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