No. 26
平成31年1月16日(水) 曇り
前回の続き
論語は孔子自身によって書かれたものではなく
孔子とその弟子たちのやりとりを
孔子の死後に
弟子たちがまとめた「言行録」だということは
前回書きました。
「孟子」 「大学」 「中庸」 とあわせて
儒教の『四書五経』の「四書」のひとつです
ちなみに「五経」とは
「詩経」 「書経」 「礼記」 「易経」 「春秋」 です
以前はそういうことさえ、よくわかっていませんでした。(^^)
孔子(BC552~BC479)
性は孔、名は丘(きゅう)、字は仲尼(ちゅうじ)
魯の国で生まれたが、出自は定かではないそうです。
「論語」 は
500以上の章句が全20篇にまとめられています。
それぞれの篇のタイトルは
各篇の最初の2文字若しくは3文字をとったもので、
タイトルと内容に関連性がある訳ではありません。
記録されていた木簡(竹簡)の順序が入れ替わった?為に
意味がよくわからない文章や
突然、前後の文章のつながりに
「?」 と 思うこともしばしば遭遇します。
その為に解釈の仕方も多数あり
解説本によっては
意味が全然変わってしまうことよくあります。
それも論語のおもしろいところの一つです。
通常、本には「流れ」がありますので
最初から最後まで順番に読むことになります。
しかし、論語にはその「流れ」がありませんので
好きな部分だけを読んで楽しむことができます。
前の章句を読まなければ、
意味がわからないということはありませんので
気軽に読むことが出来ます。
論語の師匠、名古屋のSさんは
章句の一つ一つを
約30冊の解説本から解説文を抽出し、
様々な有名学者の先生の解釈を並行して
わかりやすく、まとめられています。
一つの解説本を深く読み込むことも勿論重要ですが
いろんな人の解釈・解説を知ることができるのは大きな魅力です。
論語の読み方、解釈の仕方、活かし方に正解はありません。
100人いれば100通りの受け止め方があって良いし
その時の心情、置かれている立場で解釈が違うのが面白い!
それが論語です。
以上、師匠の請売り終わり。 (^^)
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