神戸製鋼スティラーズ
2018年12月15日(土)
ラグビー日本選手権18年ぶりの優勝!
神戸製鋼と言えばこの人!
ラグビー界のスーパースター
平尾誠二さん
平尾誠二さんと言えば
ドラマ「スクール・ウォーズ」の
登場人物のモデルで有名で
伏見工業高校で全国制覇
同志社大学で大学選手権3連覇
神戸製鋼で日本選手権7連覇
選手、指導者としても
日本のラグビーを長年牽引し
2016年10月、惜しまれながら53歳の若さで逝去しました。
ラグビーを全然知らない方でも
平尾誠二さんを知っている方は多いと思います。
グランドの中でも外でも本当にかっこいい人です。
そして平尾さんと生前、親交が深かった方が
iPS細胞の研究でノーベル生理・医学賞を受賞された
山中伸弥教授
すでに偉大な業績のあるふたりが
40代半ばで知り合い、
そこから深い友情を育み
「最後の一年」を主に語ったものが
友情 平尾誠二と山中伸弥 「最後の一年」
第1章と第2章は平尾誠二さんの闘病生活を支えた二人
奥様・平尾惠子さんと山中伸弥教授が
「最後の一年」を中心に語ったもので
第3章は二人が出会うきっかけになった対談が掲載されています。
内容をほんの少しだけ
(平尾誠二さん)
チームワークは「助け合い」ではない。
いちばん素晴らしいチームワークは
個人が責任を果たすこと。
それに尽きる。
助けられている奴がいるってことは
助けているやつがいるわけです。
その選手は、もっと自分のことに集中できたら
さらにいい仕事ができるのです。
(山中伸弥教授)
ビジョンとハードワーク
長期の展望(ビジョン)を見据え
それに向かって
努力を重ねる(ハードワーク)ことが大切
以前にラグビー部の先輩OBから聞いたお話
同志社大学時代の平尾さんと試合した時
プレー中に平尾さんに脚を踏まれて負傷し
試合後、脚を引きずりながら同じ大学の女子学生に
慰めて貰おうと
「同志社の平尾に試合で脚踏まれたわ!」
と言ったら
「キャー!平尾さんに踏まれた脚触らせてー❤️!」
と言われ
「触られまくって痛みがなかなか取れへんかった!」
と笑いながらおっしゃってました。
それぐらい昔から人気がありました。(^_^)
山中伸弥教授も本当にすごい人ですよね!
ノーベル賞受賞後の記者会見で
記者の一人から
「もし可能だったらメダルをかじってもらっていいですか?」
との問いに
「そういうことはできません。貴重な物ですから。」
と返しています。
また、賞状やメダルについて
「展示はしません。大切な所に保管しておきます。
もう、見ることはないと思います。
また一科学者として自分がやるべきことを
粛々とやっていきたいと思います。」
と述べておられます。
本当に凄い人ですね!
平尾さんと山中教授お二人の関係は、
本のタイトルになっている
「友情」という言葉でさえも
安っぽく感じてしまいます。
もっと深いところにある
幼馴染とも違う
大人の本当の友情
お互いにリスペクトしあっている関係
心と心の付き合い、、、
まだ、読んでいない人は是非とも読んで欲しい本です。
最後に山中伸弥教授の言葉から
「四十代半ばを過ぎてから
男同士の友情を育むというのは
滅多にないことです。
なんの利害関係もなく、
一緒にいて心から楽しいと感じられる人と
巡り会えた僕は幸せでした。」
平尾誠二さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。