「求道 これ道なり」
仏教由来の格言で
「その道を極めようと求め、努力すること
道を極めるには多大な苦労と困難が伴うが
自分の信じた道を一歩、一歩、歩み続けること
それこそ道に繋がる」
という感じですかね。
宮沢賢治さんの「農民芸術概論要綱」の序論にも同じようなものがあります。
われらは世界のまことの幸福を索ねよう
求道すでに道である
道を求めること自体が道であり、どこかにあるはずの道を捜し求めていたら、
自分の足元にこそ、その道はあった。あとはその道を一歩ずつ歩いていけばいい。
何か「星の王子様」や「アルケミスト」にも通じるものがあるなあー ( ̄ー ̄)
田坂広志さんの「人間を磨く」を読んで「求道 これ道なり」という言葉が好きになりました。
田坂広志さんの著作はどれもお薦めですが今回は「人間を磨く」をちょっとご紹介。
気になったワードを少し
・「心は蛇蝎(だかつ)のごとくなり」
親鸞ほどの宗教的人物でも、歳を重ねてなお
「人間の心は、へび、さそりのごときものだ」と述べている。
・古典からは「理想的人間像」ではなく「具体的修行法」を学ぶ。
・仕事や生活において人間関係がおかしくなるというのは必ずと言って良いほど、
互いに「相手に非がある」「自分には非がない」と思っているからである。
・人間というのは自分に本当に自信がないと謙虚になれない。
・「発酵」も「腐敗」も微生物が有機物質を分解する性質。
そのうち人間にとって有益なものを「発酵」と呼び、
人間にとって有害なものを「腐敗」という。
・「求道、これ道なり」
一つの人生において、
道を求め、 道を求め、 道を求め、 歩んだ。
その姿は、 すでに道を得ている姿ではないか。
(後略)
他にもたくさんありますがこの位で。